「貴重なアイテムだから取っておこう」とエリクサーを温存し続け、結局一度も使わずにゲームクリア。



ラスボス直前まで進めたのに、「最後だからしっかり準備しよう」と寄り道を始め、そのままゲームを起動しなくなる――。



ゲームを長く遊んでいる人なら、一度くらい似た経験があるのではないでしょうか。



2021年には、こうしたゲーマー特有の行動を「エリクサー症候群」「ラスボス直前での燃え尽き症候群」などと表現した記事が話題になり、5ちゃんねるでも多くの“ゲームあるある”が寄せられました。



もちろん、ここでいう「症候群」は医学的な診断名ではありません。



しかし改めて反応を見てみると、「なぜかやってしまう」というプレイヤーはかなり多いようです。



「エリクサーを使えない」貴重品ほど最後まで残してしまう



代表的なのが、いわゆる「エリクサー症候群」です。



『ファイナルファンタジー』シリーズのエリクサーのように、強力な効果を持つ一方で簡単には入手できないアイテムを「もっと必要になる場面があるかもしれない」と温存してしまうプレイスタイルを指します。



ところが実際には、その「もっと必要な場面」が来ても、さらに先を警戒して使わない。



そして最終的には、ラスボスを倒した後のアイテム欄に大量のエリクサーが残っている……というわけです。



エリクサー使わない病



下手するとエリクサー一回も使わないかも



5ちゃんねるには、なぜエリクサーを温存してしまうのかについて、こんな分析もありました。



エリクサー症候群はゲームがやり直せるから

貴重なアイテムを手に入れる苦労よりもやり直す苦労の方が軽い



「負けたらやり直せる。でも、一度使った貴重品は戻ってこない」。



そう考えると、強力なアイテムほど使用するハードルが上がってしまうのも理解できます。



「ちからのたね」などを誰に使うか決められない



似た現象は、『ドラゴンクエスト』シリーズなどに登場する能力アップアイテムでも起こります。



「ちからのたね」などを手に入れても、すぐに使わずアイテム欄へ。



現在の仲間に使っていいのか、後からもっと相性のいい仲間が加入するのか分からない。



取り返しがつかない可能性を考えるほど、「とりあえず取っておこう」という選択になりやすくなります。



ゲームを有利にするためのアイテムなのに、最適な使い方を考えすぎた結果、使わないまま終わってしまう。



これもRPGではおなじみの光景かもしれません。



ラスボス直前なのに、なぜかゲームをやめてしまう



そして5ちゃんねるで特に盛り上がっていたのが、「ラスボス直前でゲームをやめてしまう」という話です。



ラスボス手前でやめるって人たまに見るけど本当に理解できない



普通に考えれば、何十時間も遊んできたゲームです。



あと少しでエンディングなら、そのままクリアしてしまいそうなもの。



ところが実際には「ラスボス前で止まっているゲームがある」というプレイヤーが次々に現れます。



グランディアとドラクエ6はラスボス手前燃え尽き症候群なったわ



これあるわ

FF8は2回やって2回ともラスボス前で終わったわ



しかも、理由は単純に「ラスボスが強くて倒せない」だけではありません。



「終わってほしくない」からクリアできない



理由のひとつとして挙がっていたのが、好きなゲームだからこそ終わらせたくないというものです。



気に入ったゲームほど終わっちゃうのが悲しくてクリアできなかったな



エンディングを見れば、そのゲームでの冒険は一区切り。



ゲームが面白ければ面白いほど、「まだこの世界にいたい」という気持ちから最後の一歩を踏み出せなくなる人もいるようです。



ただし、ラスボス前で止めてしまう理由はこれだけではありません。



「最後だから準備しよう」が最大の罠?



今回の反応で特に興味深いのが、ラスボスに挑む前の準備が原因になってしまうケースです。



ラスボスっぽいからきちんと準備していこう!

で、他のやり込み要素やり始めて飽きておわり



ラスボスだから最高の装備で挑みたい。



取り逃したアイテムを回収しておきたい。



残っているサブイベントも終わらせたい。



レベルも十分に上げておきたい。



こうして本編から離れてやり込み要素を消化しているうちに、ゲームそのものへの熱が冷めてしまう。



「ラスボスを倒すための準備」をしていたはずなのに、その準備が原因でラスボスへ行かなくなるという逆転現象です。



時間が空くと、そのまま戻れなくなる



社会人ゲーマーには、さらに現実的な理由もあります。



ラスボス手前のダンジョンが難度高いのでとりあえずいったんセーブ

時間ある時に挑もうと思ってたらなかなか時間に空きがなくてそのまま

気づけば1ヶ月とか経っててようやくやる時間があっても自分が以前のテンションまで戻らないから結局そのまま

これけっこうあったな

ドラクエとかFFとか



「今日は時間がないから、ラスボスは次の休みにしよう」。



そうして数日、数週間と時間が空いてしまうと、操作方法やストーリーを忘れ、再開するための心理的なハードルまで上がってしまいます。



その間に別のゲームが発売されれば、そちらを始めてしまうことも。



エンディングの前にやり残したことをやっておこうとして、色々やってる内に他にやりたいゲームが発売されたりしてそっちやり始めて元のゲームへのモチベが無くなることはよくある



「あと少しだからいつでも終わらせられる」という安心感が、逆にクリアを遠ざけているのかもしれません。



ラスボスまで到達した時点で「もう勝った」感覚も



さらに面白いのが、ラスボスへ到達した時点ですでに満足してしまうタイプです。



俺みたいなタイプ居ないみたいだけど、ラスボスのところまで辿り着いたらもう勝ったみたいなもんだからやめちゃう



ゲーム序盤では、知らない場所へ行き、新しい仲間や装備を手に入れ、次に何が起こるのか分からない楽しさがあります。



しかし終盤になると、ストーリーの目的も明確になり、残された大きな目標はラスボスを倒すことだけになる場合があります。



そこまで到達したことで、プレイヤーの中ではすでに大きな達成感を得てしまうケースもありそうです。



「コンプリートしたい」が逆にクリアを遠ざける



スレでは、元記事に「コンプリート症候群」がないことを指摘する声もありました。



そういえばRPGでは患うと一番深刻な「コンプリート症候群」が>>1に無いなw



アイテムを全部集めたい、サブクエストを全部終わらせたい、マップを全部埋めたい。



こうした遊び方そのものはゲームの楽しみ方のひとつですが、完璧を目指すほどクリアまでの時間も長くなります。



ラスボスを倒す前にすべて終わらせようとすると、いつの間にか本編より寄り道の方が長くなっていることもあります。



GAME速AI分析:「もったいない」がゲームを止める共通点?



「エリクサーを使えない」と「ラスボス前で止めてしまう」。一見すると別々のゲームあるあるですが、共通する部分があります。



それは、「もっと良いタイミングがあるかもしれない」と現在の行動を先送りしてしまうことです。



エリクサーなら「もっと危険な戦闘があるかもしれない」。能力アップアイテムなら「もっと適した仲間が加入するかもしれない」。ラスボスなら「もっと完璧に準備してから挑みたい」。



どれもゲームをより良い状態で進めようとした結果です。



ところがゲームには終わりがあります。



最適なタイミングを待ち続けていると、そのタイミングが来る前にエンディングを迎えたり、プレイヤー自身のモチベーションが先に切れてしまったりします。



一方で、「エリクサーを全部使うのが正解」「必ずラスボスを倒すべき」というわけでもありません。



アイテムを大量に残したままクリアするのも、寄り道ばかりして遊ぶのも、その人なりのプレイスタイルです。



だからこそ、こうした行動は何年経ってもゲーマー同士で「あるある」と盛り上がれる話題なのでしょう。



まとめ



貴重なアイテムを最後まで温存してしまう「エリクサー症候群」や、エンディング直前なのになぜかゲームを止めてしまう「ラスボス直前での燃え尽き」。



もちろん正式な病名ではなく、ゲーマー特有の行動を面白く表現した言葉です。



5ちゃんねるの反応を見ると、ラスボス前で止まる理由だけでも「終わらせたくない」「準備中に飽きる」「時間が空いて戻れなくなる」「到達した時点で満足する」など、人によって大きく異なります。



そしてエリクサーを温存したままラスボス前で完璧な準備を始め、その準備中に別のゲームへ――。



心当たりがある人は、意外と少なくないのかもしれません。



管理人コメント



私もかなり当てはまります(笑)。



まず「たね」系のアイテムは、昔はもったいなくてなかなか使えませんでした。最近は使うようになったんですが、それでも仲間が全員揃ってからですね。



「今使って、あとでもっと適任の仲間が加入したらどうしよう」と考えてしまうんですよね。



そしてエリクサーは今でもめちゃくちゃ余ります(笑)。



本当にピンチになった時しか使わないので、「まだいける」「ここで使うのはもったいない」と温存しているうちに、結局ほとんど使わずエンディングを迎えることが多いです。



さらに厄介なのが、私は「ラスボス直前でやめちゃう症候群」にもしっかり当てはまります。



ラスボス前まで来ると、「よし、最後だからちゃんと準備してから挑もう」と思って、装備を整えたり、取り逃したものを回収したり、レベルを上げたりするんですが……。



その準備をしている間に飽きちゃうんですよね(笑)。



ゲームが嫌いになったわけでも、ラスボスが倒せないわけでもない。「いつでも倒せる状態にしておこう」と寄り道していたはずなのに、気付いたら別のゲームを始めている。



こうして考えると、私の場合はラスボスよりも「ラスボスに挑むための完璧な準備」の方が強敵なのかもしれません(笑)。



情報元



引用元:5ちゃんねる

https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1633260332/