2021年にPS5向けとして発売された『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』。



次元を瞬時に移動する演出や高速ロードなど、PS5の性能を活用したタイトルとして注目された作品ですが、2023年5月にはPC版の発売が発表されました。



当時の5chでは「PS5のゲームがどんどんPCに来る」「ロードがめちゃくちゃ速いやつを普通にPCで遊べるの?」と話題に。



中でも気になるのがストレージです。



PS5を象徴する高速SSDを活用した作品だけに、「PC版もM.2 SSD必須なのでは?」という予想もありました。



では実際、PC版ではどのような環境が必要になったのでしょうか。



『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』PC版が発表



PlayStationは2023年5月30日、『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』のPC版を同年7月26日に発売すると発表しました。



移植を担当したのは、PlayStation Studios傘下のNixxes Softwareです。



PC版ではウルトラワイドモニターへの対応やアンロックフレームレート、NVIDIA DLSS、AMD FSR、Intel XeSSなどに対応。



さらに対応ハードウェアではレイトレーシングを利用した表現など、PC環境を生かした機能も盛り込まれました。



一方、発表当時に注目されたのが、このゲームをPCで動かすために必要なストレージ性能でした。



PS5の高速SSDを象徴するゲームだった



『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』の特徴のひとつが、ステージから別の次元へ瞬時に移動する演出です。



PS5版では高速SSDを利用することで、異なる世界を高速に読み込みながら切り替える演出が実現されていました。



そのためPC版が発表されると、「普通のPCでも動くのか」「高速なM.2 SSDが必須になるのでは」といった疑問が出ることになります。



ところが、発売前に公開されたPC版の動作環境には意外な内容が記載されていました。



ネット上の反応




7:

PSのゲームも出来るしスターフィールドとかベセスダのゲームも出来るしPSとかXBOX必要か?





20:

ラチェクラ初めて遊ぶやつは神ゲーすぎてびっくりするんだろうな

個人的にはラチェット&クランク1・2・3 銀河★最強ゴージャスパックや4、futureシリーズをPCに移植してほしい





22:

とっくにPS Plusに入ってるし寿命が来たからPCポートしてるんだぞ

SIEファーストは今までも基本そういう流れじゃん





27:

ロードめちゃ早いやつじゃなかったっけ

結局普通にPCで遊べるんかい





30:

M2SSD必須タイトルと見た





90:

後発でPC版出すのは別にいいんだけど

テンポ早すぎるのはちょっとどうかなって思うわ

この件でPS5ユーザーを劇的に減らしてるとまでは思わないが





100:

ラチェクラはCS機最高クラスのCGだったからな





101:

マジで!?ラチェクラの為だけにps5買うの躊躇してたから本当に嬉しいわ




引用元:https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1685460044/



答えは「SSD推奨」、最低環境ではHDDにも対応



2023年7月にPlayStationが公開したPC版のシステム要件では、最低動作環境のストレージとして75GB HDDが記載されていました。



つまり、PC版『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』は、少なくとも最低動作環境上はM.2 SSD必須ではありませんでした。



一方、推奨環境以上ではSSDが指定されています。



PlayStationも、次元を高速に移動する本来のゲーム体験を楽しむためにはSSDと推奨スペック以上の環境を推奨していました。



「HDDでも起動・プレイ可能」と「PS5と同じような体験ができる」は別の話ということですね。



PC版ではDirectStorageを活用



PC版ではMicrosoftのDirectStorage 1.2にも対応しました。



さらに対応するGPUでは、GPUによるストレージデータの展開処理を利用することで、高速な読み込みを実現する仕組みが採用されています。



PS5では専用ハードウェアを含めたゲーム機全体の設計を利用していたのに対し、PCではDirectStorageなどPC向けの技術を組み合わせることで対応した形です。



結果として、「M.2 SSDがなければ絶対に成立しないゲーム」というわけではありませんでした。



ただし高品質な設定や高速な次元移動を含めて本来の体験に近づけるほど、SSDや高性能なPC環境が重要になるという構造になっています。



SIEのPC展開はその後どうなった?



『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』がPCへ移植された当時、5chでは「PlayStationのファーストタイトルがどんどんPCに出るのでは」といった議論も起きていました。



その後もSIEは複数のPlayStation Studios作品をPC向けに展開しています。



一方で、すべてのタイトルをPlayStationとPCで同時発売する戦略になったわけではありません。



SIEはライブサービス作品についてはPlayStationとPCでの同日展開を基本とする一方、シングルプレイ作品についてはPlayStationを優先する方針を示しています。



そのため現在は、「PlayStationのゲームがPCにも出る」という単純な一本化ではなく、タイトルの性質によって展開方法を変える戦略になっています。



GAME速AI分析:PC移植でPS5の価値はなくなるのか?



PlayStation Studios作品のPC移植が発表されるたびに、「それならPS5を買う必要がないのでは」という議論が起こります。



ただ、PC版が存在することと、ゲーム機としてのPS5に価値がないことは同じではありません。



PS5には専用ハードウェアに合わせて最適化しやすいことや、PCの構成を考えずに一定のゲーム体験を得やすいというメリットがあります。



また、シングルプレイ作品ではPlayStation版が先行するケースもあるため、新作を発売時に遊びたいユーザーにとってはPS5を選ぶ理由になります。



一方、発売日に遊ぶことにこだわらず、すでにゲーム用PCを所有しているユーザーであれば、PC版を待つという選択肢も生まれます。



特に現在は一人では遊びきれないほど多くのゲームが発売されています。



「独占タイトルだからハードを買う」という従来の考え方だけでなく、「自分の持っている環境に来たら遊ぶ」というユーザーが増えても不思議ではありません。



まとめ



PS5を代表するタイトルのひとつだった『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』は、2023年7月にPCへ移植されました。



特に注目されたのが、PS5の高速SSDを活用した次元移動をPCでどう再現するのかという点です。



実際に公開されたPC版の最低動作環境ではHDDにも対応しており、M.2 SSDは必須ではありませんでした。



ただし推奨環境以上ではSSDが指定され、PlayStationも高速な次元移動を含む本来のゲーム体験にはSSDの利用を推奨しています。



また、この頃から注目されていたSIEのPC展開も継続しましたが、現在はすべてをPCと同時発売するのではなく、ライブサービスとシングルプレイで展開方法を分ける戦略となっています。



当時は「PS5のゲームがPCで普通に動くのか?」という疑問から始まった話題でしたが、その後を見ると、ゲーム機とPCそれぞれの特徴を生かしながら同じIPを展開していく時代へ変化してきたと言えそうです。



管理人コメント




私は『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』は遊んでいません。



この頃はSIEもファーストタイトルのPC展開をかなり進めていて、「これからもっとマルチ展開していくのかな」と思っていました。



ただ、その後はライブサービス作品ではPCとの同時展開を続ける一方、シングルプレイ作品ではPS5を優先する方向になっています。



個人的には、そこはちょっと残念ですね。



いろいろなハードで遊べるようになるのはユーザーとしては単純にうれしいですし、「このゲームのためにこのハードを買わないと遊べない」という状況は少ない方がありがたいです。



とはいえ、「このタイトルはPlayStation優先です」と言われたら、私は「じゃあ別のゲームやります」という感じですねw



昔なら「このゲームを遊びたいからハードを買う!」ということもありましたが、今は遊びきれないほどゲームがありますからね。



特に現状のSIEタイトルで、私には「PS5を買ってでも絶対に遊びたい!」と思う作品がないので、独占されてもハードを買う理由にはならないかな。



もちろん独占タイトルがハードの魅力になるという考え方も分かります。



ただ私の場合は、遊べないなら遊べないで、PCやほかのハードにある別の面白そうなゲームを遊ぶだけになっています。



選択肢が多すぎる時代だからこそ、「独占だからハードを買う」ではなく「独占なら今回は見送る」という人も結構いるんじゃないかなと思います。




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