2023年4月、日本で発売されたPS4/PS5版『Atomic Heart(アトミックハート)』のパッケージ販売本数を巡り、5ちゃんねるでは「売れていない」「赤字なのでは?」といった声が相次いでいました。



PC/Xbox版から約2か月遅れて発売されたPlayStation版。豪華声優陣による日本語吹替まで用意されていたこともあり、国内パッケージ版の初動を見て厳しい評価を下すユーザーも少なくありませんでした。



しかし、あれから約2年。



『Atomic Heart』は全世界で1000万プレイヤーを突破し、さらに続編『Atomic Heart 2』まで発表されています。



2023年当時の「爆死」という評価は正しかったのか。当時の反応と、その後の展開を振り返ります。



2023年、PS版『Atomic Heart』の販売本数が話題に



『Atomic Heart』はMundfishが開発した一人称視点のアクションRPGです。



1955年の架空のソ連を舞台に、ロボットやミュータントと戦いながら巨大施設に隠された謎を追っていきます。



日本ではPC/Xbox版が2023年2月21日に先行発売され、PS4/PS5版は約2か月遅れとなる4月13日に発売されました。



Xbox版はXbox Game Passにも対応していました。



PS版発売後、ファミ通の週間販売ランキングをもとにした国内パッケージ販売本数が5ちゃんねるで話題になります。



当時のスレでは、PS4版が約6000本規模だったことなどから、作品全体の売上を心配する声が相次ぎました。



「Steam版を買う」「みんなGame Passで遊んだ」当時から販売本数以外を見る声も



一方、当時から「PSパッケージ版の販売本数だけでは判断できない」という趣旨の反応もありました。



普通に面白そうだからSteam版をセールを待って買うよ



こういうところでわかるんよ

みんなゲームパスで遊んだんだぞ😂



『Atomic Heart』はPC、Xbox、PlayStationという複数のプラットフォームで展開され、Xbox Game Passにも対応していました。



そのため、日本国内のPlayStationパッケージ販売だけでは、実際に本作を遊んでいるユーザー全体を把握することはできません。



豪華日本語吹替を用意するも「これでペイできるの?」



日本版で注目された要素のひとつが、日本語吹替です。



主人公P-3役の岩﨑洋介さんをはじめ、梶裕貴さん、小清水亜美さん、大塚明夫さん、杉田智和さんらが参加。



日本語吹替はPS4/PS5版発売日の2023年4月13日に、PC/Xboxを含む全プラットフォームへ実装されました。



こうしたローカライズへの力の入れ方を見て、国内パッケージ販売とのバランスを心配する声も出ています。



Beepさん可哀そう

もう日本語吹き替えとか入れてくれなくなりそう



あんだけ豪華声優使って6000本てどうやってペイするの?疑問すぎる

結局ゲームパスに助けられてる側じゃねえの?っていう



ただし、日本語吹替の制作費や国内販売による収益について具体的な数字は公表されていないため、「ペイできなかった」「赤字だった」と断定することはできません。



「赤字プロジェクトじゃん」厳しい声も



スレでは、国内パッケージ販売本数からプロジェクト全体の成否にまで踏み込む意見もありました。



赤字プロジェクトじゃんコレ



もはやサードは3万本売れたらヒットの時代やな



また、『Atomic Heart』の世界観そのものが日本市場では人を選ぶのではないかという意見も。



一人称視点のアクションでソ連をモチーフにしたディストピア世界が舞台とか

日本人だとマニア以外誰が買うんだってゲームだしなあ



正直もっと徹底的に爆死すると思ってたから5000超えたのは意外ではある

ただPS4のが何倍も売れてるのがわけわからんし吹き替えも頑張った結果がこれじゃ

パブリッシャーがペイできる数字とも思えんな



これらは2023年当時のユーザーによる推測であり、Mundfishやパブリッシャーがプロジェクトの赤字を発表したものではありません。



限定版は18,480円、日本市場にも本格展開



当時のスレでは、PS版の豪華限定版についても話題になっています。



実際に日本では通常パッケージ版9,680円(税込)に加えて、ゲーム本体、プレミアムステッカー、アートブック、スチールブック、限定版ボックス、ダウンロードコンテンツなどを収録した18,480円(税込)の限定版も販売されました。



単なるダウンロード販売だけではなく、パッケージ商品や日本語吹替まで含めた本格的な国内展開だったことが分かります。



「日本語ナーフ」はどうだった?



当時のスレには、日本版の表現変更について不満を訴える書き込みもあります。



日本語ナーフしたのは忘れない



日本のPS4/PS5版はCERO Zを取得しています。



Beep Japanによれば、グローバル版から血しぶき・血糊の色合いや、人間の切断面・内臓について一部変更が行われています。



一方で、イベント単位での削除・変更はなく、部分欠損行為そのものもグローバル版と同様に実行できると説明されていました。



そのため、日本版に変更が一切なかったわけではありませんが、「大幅に内容が削除された」と捉えるのも正確ではありません。



その後『Atomic Heart』は1000万プレイヤーを突破



そして2025年5月29日、開発元Mundfishは『Atomic Heart』の全世界プレイヤー数が1000万人を突破したことを公式発表しました。



ここで注意したいのは、1000万本を販売したという発表ではないことです。



公式発表は「1000万プレイヤー」であり、『Atomic Heart』はXbox Game Passでも提供されていたため、1000万という数字をそのまま販売本数として扱うことはできません。



それでも、世界で1000万人がプレイしたという規模は、2023年当時に国内PSパッケージ版の初動だけを見ていた状況とは大きく異なります。



さらに『Atomic Heart 2』も発表



Mundfishは2025年6月、『Atomic Heart 2』も正式発表しました。



公式サイトでは初代『Atomic Heart』の世界を引き継ぐ新作として紹介されており、シリーズ展開は継続しています。



さらに同社は『The CUBE』など、『Atomic Heart』の世界を広げる別プロジェクトも発表しています。



少なくとも現在の展開を見る限り、『Atomic Heart』は一作限りで終了するプロジェクトにはなっていません。



GAME速AI分析:国内パッケージ初週だけでは「成功・失敗」を判断できない



今回の記事を2023年当時と現在で比較すると、ゲーム市場の売上を見る際の難しさがよく分かります。



当時の5ちゃんねるでは、日本国内のPSパッケージ販売本数を材料として「爆死」「赤字ではないか」といった意見が出ていました。



しかし『Atomic Heart』にはPC版、Xbox版、PlayStation版があり、デジタル販売も存在します。さらにXbox Game Passでも提供されていました。



つまり、国内PSパッケージ販売は『Atomic Heart』というタイトル全体から見れば一部分にすぎません。



もちろん「1000万プレイヤー=1000万本販売」でもありません。



重要なのは、パッケージ販売本数、デジタル販売、サブスクリプション、PC市場など、それぞれ異なる形でユーザーがゲームへアクセスするようになったことです。



特に世界同時展開されるマルチプラットフォームタイトルの場合、一地域・一機種・パッケージ版だけの数字からプロジェクト全体の採算まで推測するのは難しくなっています。



『Atomic Heart』が1000万プレイヤーを突破し、続編まで制作されることになった現在から振り返ると、そのことがよく分かる事例と言えそうです。



まとめ



2023年、日本で発売されたPS4/PS5版『Atomic Heart』は、国内パッケージ販売本数を巡って5ちゃんねるで「売れていない」「赤字では?」と厳しい反応を集めました。



しかし、その後も世界でプレイヤーを増やし、2025年には累計1000万プレイヤーを突破。



さらに『Atomic Heart 2』も発表され、シリーズは次の展開へ進んでいます。



1000万プレイヤーを販売本数と同一視することはできませんが、国内PSパッケージ版の初動だけでは見えなかった規模まで作品が広がったことは確かです。



ゲームの販売形態が多様化した現在、「初週パッケージ○本」という数字だけでタイトル全体の成功・失敗を判断することは、ますます難しくなっているのかもしれません。



管理人コメント



『Atomic Heart』は私も少し触りました。



世界観も独特ですし、見た感じはかなり面白そうだったんですが、結局途中でやめてしまいました。



理由は単純で、AIMを調整するのが面倒だったからです(笑)。



FPS視点のシューターって、私の場合は最初に感度を調整して、自分が狙いやすい設定を探すところから始まるのがどうしても面倒なんですよね。



ゲーム自体がつまらなくてやめたわけではなく、むしろ雰囲気や世界観は面白そうだと思っていました。



だから世界で1000万プレイヤーまで伸びて、続編まで作られるようになったというのは素直にすごいと思います。



当時の国内PS版のパッケージ販売だけを見れば「売れてない」と言いたくなる数字だったのかもしれませんが、Game PassやPC、デジタル版まである現在のゲームでは、一部分の販売本数だけで成功か失敗かを判断するのは難しいですね。



情報元



Mundfish公式ニュース|『Atomic Heart』1000万プレイヤー突破・新作発表



Beep|『Atomic Heart』PS5/PS4版発売・日本語吹替実装



Beep|CERO Z取得・日本版の表現変更について



ファミ通.com|『Atomic Heart』PS5/PS4版発売



引用元:5ちゃんねる

https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1682044483/